【白髪の原因ははっきりとしていない】
年齢を重ねることによって出来やすい白髪ですが、
実は何故白髪が出来るのかという具体的なメカニズムは分かっていません。
今のところ有力なのはメラニン色素が作られていないこと、成長ホルモンの停滞、
過酸化水素の増殖が原因ではないかとされています。
メラニン色素は髪の色を黒くするために重要なのですが、
この働きが停滞すると髪の色が薄くなって白髪になってしまいます。
メラニン色素が不足するのは体内で増殖した過酸化水素によって阻害されていたり、
成長ホルモンが停滞して思うように髪を正常な状態で作れなかったりすることが挙げられます。
この状態はストレスであったり環境のせいだったりと根本の原因とされる理由は様々なのですが、
はっきりとこれが原因であるとは断定出来ない状況です。
白髪を改善しようにも1日で黒髪に戻るわけではなく、
時間をかけて戻さなければならないためその間はずっと白髪のままでいなければなりません。
【隠して誤魔化してみよう】
とはいえ、白髪を目立たせたまま過ごすのはストレスになりますし、
このストレスが原因で白髪が増えては全く意味がありません。
白髪が何処に出来たのか、どの程度出来ているのかで誤魔化すことが出来ます。
例えば一部分だけに現れてヘアスタイルを変えるだけで隠せるのならばヘアスタイルを変更することによって
白髪を上手く隠すことも出来ます。
生え際の白髪が目立つという場合は前髪を付けてあえて生え際を見えないように調整することも有効な手段です。
同様に帽子を被って隠すというのもヘアスタイルを変えるのと同じ意味がありますが、
室内に入ってまで帽子を被り続けているわけにもいかないのでヘアスタイルのチェンジと並行して行うと良いでしょう。
数本だけパラパラと目立っているのであれば、白髪をハサミで切ってしまうと白髪そのものが無くなるので目立つこともありません。
昔は白髪が出たら抜いた方が良いと言われていましたが、
毛を抜いてしまうと皮膚を傷めてしまい正常に毛が生えなくなってしまうのでハサミを使って切りましょう。
【白髪染めを使おう】
白髪そのものを染めてしまうことで白髪を目立たせなくする方法もあります。
ヘアカラーを変えるのと同じように自分で染めることも出来ますし、
シャンプーのように普通に髪を洗うことで自然と色が付いてくるというものもありますので
自分にとって使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
髪染め自体をしたことが無い人は
泡タイプのものを使うと髪全体に行き渡らせることが出来ますし、
紙染めをしたことがある人ならクリームタイプを使うと綺麗に染めることが出来ます。
自分で染めることが難しい場合は美容室へ行って髪染めをしてもらうのが一番確実でしょう。
美容室ではプロが白髪染めをしてくれるので自分で行うよりも確実に白髪を隠すことが出来ます。
元々白髪は染まりにくく、染めてもすぐに染料が落ちて白髪が目立ってしまうという悪循環に陥りがちです。
プロでも難しい白髪染めと言われるくらいですが、
慣れている人であれば髪の状態を見て最も効果的な配合で白髪染めをしてくれますし、
染めた後のトリートメントもきちんと行ってくれるので髪へのダメージも最小限に食い止められます。
ただ美容室は飛び込みでやってくれないこともありますので、
やってもらうまで時間がかかる場合は白髪隠しにヘアマニキュアを使うと良いでしょう。
きちんと自分の髪色と合うものを使えば目立つこともありませんし、
洗い流すだけで簡単に落ちるので便利です。
【白髪の改善と並行して行おう】
年齢のせいだと諦めて白髪そのものの対策を怠れば白髪は増える一方ですし、
誤魔化し方の選択肢も次第に狭まっていきます。
溜まったストレスを発散する方法を見つけたり、
日々の生活の乱れを正してホルモンバランスを整えたりなど、
改善を促すことによって白髪を食い止めることは可能なのです。
頭皮のマッサージをして血流を促進させ、バランスの良い食事、適度な運動、
そして質の良い睡眠を心がけるようにして白髪を食い止めながら誤魔化す方法を使いましょう。