【心の安定のために是非食べたい食品】
ストレス対策はまず食生活から毎日の生活の中で、
人は誰しも多かれ少なかれいろいろなストレスを感じるものです。
上手にリフレッシュできれば良いですが、ストレスが溜まってしまうと心身の不調の原因になってしまいます。
ストレスを軽減するには日々の食生活も重要です。
ストレス緩和につながる食べ物にはどのようなものがあるのか、見ていきましょう。
【ビタミンCでストレス緩和】
レモンやオレンジ、グレープフルーツなどの酸っぱいフルーツや野菜にはビタミンCが豊富に含まれています。
このビタミンCにもストレスを緩和する作用があるのです。
ストレスを緩和して穏やかな精神状態にするためには副腎皮質ホルモンの分泌も関係するのですが、
まさにビタミンCが副腎皮質ホルモンを合成しています。
ですのでビタミンCを摂取することで副腎皮質ホルモンが正常に働いて、イライラや落ち込みが軽減するのです。
またさわやかなグレープフルーツにはリモネンと呼ばれる成分が含まれており、
リモネンによりリラックス効果を得ることができることも分かっています。
【神経伝達物質を合成してくれるビタミンB群で心の安定を】
神経伝達物質であるセロトニンは、心の安定を維持するために必要です。
セロトニンが不足すると気持ちが落ち込み、鬱症状に陥りやすくなります。
脳がセロトニンを出すために重要な役割を担っているのが、ビタミンB3のナイアシンです。
ナイアシンはたらこやキノコ類、昆布などに含まれます。
また脳の中枢神経を正常に維持するためには、ビタミンB1も欠かせません。
ビタミンB1を豊富に含む豚肉も、ストレス緩和に良い食品と言えるでしょう。
【ブロッコリーのスルフォラファンが精神安定につながる】
ストレスを軽減する食品として、ブロッコリーも挙げられます。
ブロッコリーにはスルフォラファンと呼ばれる成分が含まれており、
スルフォラファンにより脳の血管が保護される上に鬱症状を緩和する力があることが分かりました。
スルフォラファンはブロッコリーのほかにもキャベツにも含まれています。
【栄養価の高いゴマでストレス解消】
ストレスを感じているときに是非食べたい食品が、ゴマです。
ゴマにはビタミンEをはじめ、ビタミンB6やカルシウム、さらにマグネシウムも含まれています。
カルシウムはイライラを防ぎ、マグネシウムは精神を安定させて安眠するために大切な成分です。
ゴマはまさに、ストレスを緩和するために役に立つ成分が凝縮されている食べ物と言えます。
【腸内環境を整えるとストレスが減る?!】
ストレスに強くなるためには、腸内環境が整っていることも大切です。
快便であれば精神状態も安定しやすいでしょう。
腸内環境を良くする食品としては、乳酸菌を摂取できるヨーグルトや食物繊維を含む根菜類・キノコ類や大豆製品などが挙げられます。
これらの食品もバランス良く、毎日の食事に取り入れたいものです。
【注目すべきトリプトファンの効果】
抗ストレスホルモンであるセロトニンなどの神経伝達物質の原料となるのが、トリプトファンです。
トリプトファンを取り入れることで、夜もぐっすり眠ることができ、ストレス緩和につながると言えます。
トリプトファンが含まれる食品は、アーモンドなどのナッツ類やバナナ、アボガドのほか里芋やカツオなどがあります。
チョコレートでも摂取できるので、イライラするときはチョコレートを食べるようにしてみましょう。
【バランスの良い食事でストレス軽減を】
このように、いろいろな食べ物に精神を安定させてストレスを軽減する効能があることが分かりました。
バランス良くこれらの食品を取り入れると共に、好きな趣味に打ち込んだりお風呂でリラックスしたりすることで、
ストレスを溜め込まずに済むのではないでしょうか。
心身共に健やかで過ごせるように、日々の食生活にも工夫をしてみましょう。