仕事人
2017.11.27

昇進したいなら社内評価だけでなく取引先からも気に入られたい

【社内評価だけでは昇進に結び付かない】

いくら会社の中で仕事ができても、それだけではスムーズに昇進できるとは限りません。

もちろん、職場内で仕事ができる人間は重宝され、社内での評価は高くなります。

ですが、同僚や後輩に慕われたり、
先輩に可愛がられるレベルでは昇進とは結び付かないケースがほとんどです。

成績目標や売上目標などの達成を命じられている管理職の上司や、
あなたとはほとんど接点のない会社のお偉いさんや人事担当者にも評価を受けるためには、社外評価がカギを握ります。

それは営業成績がいい、売上がいいといった面だけででなく、
一般のお客さんや企業の取引先から選ばれるような人材です。

大きな取引を目前に取引先から「あの人が担当なら。」と名指しされたり、
お客さんから「契約するならあの人。」「物を買うならあの人。」とご指名を受けるくらい信頼されていることがポイントになります。

営業成績が上がってもやり方が汚いなど問題があれば、顧客や取引先からの信頼は得られません。

一方で、顧客や取引先に信頼され、その人材を手放すと顧客や取引先も失うおそれや、
ヘッドハンティングなどのリスクがあると会社が思えば、昇進をさせたくなるものです。

【取引先から気に入られる】

取引先から気に入られる営業マンや販売員、商談などの担当者というのは、単に目先の利益や自分の成績のためと売ったり、
話をするのではなく、相手の立場に立って提案できる人や、返事を急がせず、どんと構えている方、
ビジネスに世間話を交えるのが上手い人、世間話をしているようで顧客や取引先にとって有用な情報を提供してくれる人は喜ばれます。

商談の時間が無駄な時間や面倒に感じることなく、会うことでメリットを与えてくれる人が高評価されます。

提案する製品やサービスを利用することで、具体的にどんなメリットが生まれるのかや、
初めての気づきを与えてもらったという満足感や充実感が信頼に繋がっていきます。

その結果として、契約をしたり、物を購入して多額のお金も払ってくれます。

【事務職や技術職などの社内職でも社外評価は得られる】

営業職や販売職、システムエンジニアやコンサルタントといった社外での打ち合わせや提案、商談などを行う方と違い、
社内での仕事でけで、外部の人と接する機会がないという方はどうでしょうか。

ですが、社外の方と直接仕事をする機会がない社内職の方でも、
意外に社外評価が昇進に結び付いていることがありますので、油断は禁物です。

事務の合間に電話を受けた対応の仕方を、営業職員の方や外に出る方たちが「お宅の事務の〇〇さんは対応が素晴らしい。」
と褒められるのを報告していたり、お偉いさんたちが直接取引先から言われて、
「そんな人材がいるのか。」と評価を上げることもあります。

カスタマーセンターでひたすら電話に出たり、メールで対応をしているという方も、
クレームへの対応が素晴らしいと顧客や取引先から評価を得られることもあります。

今の時代はSNSなどを通じて、「素晴らしい対応ができる人があの会社にいる。」などと広まり、
それが会社の上司や人事担当者、経営者の耳にも入ることもあるので、裏方の仕事などと思わず、
信頼される仕事をするべきなのです。

技術職の方も営業マンやシステムエンジニアなどを通じて顧客から求められた要望にスムーズに応え、
無理難題にも取り組んでいると、「いい技術者がいますね。」と褒められたり、
「お宅以外には頼めない。」と高評価を受け、営業担当者も心強いと感じ、
技術職の方を「あの人あってのわが社。」などと社内に広めてくれる可能性もあるからです。

いずれにしても、努力の結果や丁寧な対応は誰かが必ずといっていいほど見ていてくれますから、
無駄な努力などと思わず、顧客満足を目指した仕事を行っていきましょう。

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