【自分だけのスペースを持ちたいなら】
憧れのマイホームを手に入れても、自分だけの居場所が欲しくなる方は少なくありません。
仕事場として使いたい、奥さんやお子さんに邪魔されずに没頭できる趣味の部屋を持ちたい、
会社が遅くなった時に直ぐに帰れる場所がほしいなど様々な目的があると思いますが、
どのような物件を選べばいいのでしょうか。
奥さんやご家族に話をするかも含めて問題となります。
【奥さんに言うのか】
奥さんやお子さんの邪魔をされずに過ごしたい隠れ家を持ちたいわけですから、言いたくない気持ちは分かります。
何も言わずに、何処かで時間つぶしをしたり、外泊をしても問題ないライフスタイルの方であればいいですが、
そうでない場合、浮気をしているのではとよかわぬ勘繰りをされる虞があります。
そのため、勇気を出して奥さんに話をするという方もいます。
話すタイミングやその目的を理解してもらうのは難しいものですが、
後々疑われたくないと考える方や、仕事や趣味などしっかりとした目的があるなら、
他に部屋を借りることくらいは話してもいいかもしれません。
一度は内部を見せておけば、仕事場として使っている、趣味のものしかないと理解してくれ、
いちいち探したり、うるさいことも言わなくなります。
【場所はどこがいいか】
物件の立地が問題となりますが、会社勤めをされている方であれば、自宅と職場の間で考えると便利です。
残業が多いなど仕事が遅くなりがちなら、職場に近いエリアで探しましょう。
都心部は家賃も高めになりますが、メインの住まいではないですから、小さなワンルームでも十分です。
セキュリティなどはきちんとしたお部屋を選べば、留守中も安心できます。
ライターや漫画家、WEB制作など個人事業をされている方で、小さなお子さまがいて自宅で仕事がしにくいという方なら、
ご自宅からマイカーで気軽に行き来できるエリアで、
お気に入りの美味しいラーメン屋さんなど一人で食事ができる場所などもある場所がおすすめです。
趣味の部屋なら集めているグッズを販売しているお店が近くにあるとか、
よく見に行く劇場などがあるとか、同じ趣味をしている仲間が集まっている地域などを選ぶといいでしょう。
【気になる家賃や物件のタイプ】
部屋を借りるには敷金や礼金、毎月の家賃が必要になるほか、
たまにしか使わなくても、毎月の電気代やガス代、水道料などがかかり、1ヶ月全く使用しない月があっても基本料がかかります。
そのため、ご自宅の生活費にゆとりがある方でないと隠れ家を持つということは達成できません。
ゆとりがあって隠れ家を持てるなら、マイホームの維持費や生活費とのバランスを考えましょう。
奥様に言う、言わないは別として、いざ見つかったり、経費を知られた際に、
マイホームの住宅ローンや維持費、生活費などより高額であったりすれば、お怒りに触れてしまいます。
ワンルーム程度を中心に借りたいエリアの平均相場かそれ以下くらいに抑えると無難かもしれません。
また、電気代とガス代の基本料金節約のため、近年のワンルームマンションに多いオール電化住宅を選ぶのも1つの方法です。
お金の余裕は少なくても隠れ家を持ちたいなら、学生街などで風呂なし、トイレ共同といったアパートを狙う手もあります。
お風呂は自宅で入ればいいですし、たまにはアパート近くの銭湯でリフレッシュすることもできます。
たまに使う隠れ家ならトイレ共同でもあまり気にはならないはずです。
古いアパートなどの場合、火災などのリスクに気を払って、スプリンクラーの設置などを予め確認しておきましょう。
一家の大黒柱に万が一のことがあったら大変だからです。
また、隠れ家ばかりにいりびたりにならず、家族サービスとのバランスを図ることも、
隠れ家を維持するうえでのポイントになります。