【苦手な取引先ができたら】
取引先とはいえ、人間の相性というものがあります。
苦手だなと思ったり、会いたくない、話したくないほど嫌で嫌いといった取引先の担当者も中にはあることでしょう。
ビジネスだからと割り切って付き合えればベストですし、
取引のわずかな時間だけ我慢すればいいと思えるのが一番簡単に乗り切れるコツです。
もっとも、それができずに困っている方や、
とにかく嫌で仕方ない取引先とどう付き合っていけばいいのか、考えてみることにしましょう。
【ビジネスと割り切ろう】
一番の方法は嫌な気持ちを抑えて、ビジネスだと割り切るように気持ちを持てるようにすることです。
どんなに嫌いな相手とはいえ、プライベートの時間まで関わらなくてはいけないわけではありません。
また、職場でずっと過ごす相手ならともかく、基本的には取引先としてたまに会う、
週に数時間だけ会議などの席で話をするといった間柄ではないでしょうか。
ビジネスだと割り切って嫌いな相手でも、普通に接する役柄を演じ切りましょう。
相手の立場が弱い、年下で階級的にも下といった関係であれば、露骨に嫌な顔をする、
無視するといったやり方で、相手に嫌っていることを態度に示して、
相手のほうからビジネスを継続させるために改心してもらう方法もあります。
ですが、円滑な取引関係を続けるために露骨に嫌な態度を出せない状況にあるなら、
ビジネスライクに乗り切るしかありません。
しょせん、プライベートでは関係のない人間なので、
嫌な相手のことで頭を悩ませるのもバカらしいと割り切って接するようにしましょう。
【職場の人に相談する】
仕事のやり方がかみ合わない、仕事がしにくい、取引に関して無理難題ばかりつきつけてくる、
取引の仕方が汚い、あざといなど困っていることがあるなら、職場の上司や先輩に相談しましょう。
自分がビジネスマンとして未熟だから上手くいかない人がいる、
取引先に苦手意識を持つなんて恥ずかしいと相談できずにいる方も、一度勇気を出してみてください。
意外に他の先輩や上司も同じことを思っていたり、その方とビジネスがしにくいと過去に経験しているかもしれません。
そうであれば、対策を一緒に考えてくれたり、取引先企業の上司やお偉いさんに掛け合ってくれることもあり得ます。
同じ会社の仲間を味方につけてしまえば、安心です。
【プライベートな時間まで付き合わないようにしよう】
会社の仲間に相談しても取り合ってもらえなかった、担当を変えるわけにもいかないから、
もう少し頑張れと言われたり、ビジネスなんだから私情の好き嫌いは抑えてなどと言われたという方は、
あくまでビジネス上の関係に徹するようにしましょう。
他の上司なども含めての接待なら仕方ないですが、サシで飲みに誘われたりしても、上手く断るのが基本です。
ビジネスで会うのも嫌な方と、プライベートな時間まで過ごすとなると気が重くなるからです。
ただし、中にはプライベートで腹を割って付き合ったら、実は以外にいい人であったり、
面倒見が良い人で、その後はビジネスが上手くいくようになったというケースも少なからずあります。
どうしても断れないと思ったり、この人は何を考えているのか分からないという時、
自分が苦手だと分かってもらいたいと思ったら、一度、二人きりでランチに行くとか、
軽く飲みに行ってみるのも1つの解決策です。
ちなみに取引の席や接待や飲み会の席で、セクハラ的なことやパワハラ的なことをされるのであれば、
男女問わず、会社の上司や会社の専門の相談窓口にきちんと話をしましょう。
セクハラやパワハラなどは社会問題ともなっていますから、
担当を外すなどの便宜を図ってくれるはずですし、担当を降りるのがおすすめです。